ウクレレ広場

光明幼稚園を会場に開催しているウクレレ広場のブログです

高価なウクレレはどうか?

いままで散々と安レレがいい!という話をしました。

 私自身のスタートは、音遊び用に購入した1,980円のプレイテックでしたから。

 しばらくした後、初めて自分用のウクレレとして購入したのが、フェンダーのテナーです。色々調べましたが、当時よく知らない自分としては、ハワイの三大メーカーと云われるカマカやコアロハよりも、エレキギターのメーカーとして馴染みのあるメーカーだったフェンダーを選びました。3万円ほどだったと思います。奇しくも一般的にこのくらいなら良いと云われる金額でしょうか。安レレじゃないかもですけどね…。

 

一番右がフェンダーのテナー、中側の2本がプレイテック、右コンサート左ソプラノ

 

 音遊び用のプレイテック君は一般的なサイズといわれているソプラノでしたが、私のどんくさい指では、指が重なってコードが上手く押さえられず、フレットの間隔が広いテナーサイズならば良いかも知れないと思ってしまいました。コンサートサイズと迷いましたが、いかんせん触った経験がないから、実際どうなのか、ネットの色々な記事は参考にさせていただきましたが、やはり自分にとって合うのかどうかは別なものです。さんざん悩みましたが、最後はフレットの幅が広い方が押さえやすいかも知れない・・・くらいの感覚で選んでしまいました。実際に楽器屋さんで手に取ってみたらこんなことは無いのですが・・・。

 実際に手にしたフェンダー君は、1,980円のプレイテック君と比べ、良いモノ感ありますし、初めての自分の楽器として所有していることにテンション上がります。しかし、テナーにしてしまったことで、フレットの間隔が思った以上に広くなりすぎて、指が開かず逆にうまく押さえられない!そして、予想もしてなかったこととして、弦のテンションがソプラノより強いんです。押さえる指が痛くて・・・。そのあとに同じくプレイテックのコンサートを買いました。6,000円くらいだったと思います。今ではソプラノでもとりあえずなんとか弾けるようになりましたが、コンサートの方が数段弾きやすい!コンサートサイズを選んでおけば良かったな・・・と思いましたが、今となっては、後の祭りです・・・。しかし、テナーサイズは、ボディが大きいので低音が豊かで、弦のテンションが強いことで高音域もキラっと綺麗なんです。これはテナーサイズを選ぶメリットの一つだと思います。

 

 指の痛みも気にならなくなってきた頃、いつものようにYoutubeウクレレ試奏動画を見ていると、「あっこの音いいっ!」と思う音のウクレレがあることに気が付きました。個体による差はあるのでしょうけれど、何度か「あっこの音っ!」と思った音は、すべて同じメーカーの同じ機種だったのです。一言でいえば「琴線に触れる音」でした。「一生もの」との出会いです。

 今、「一生もの」としてそのメーカーのその機種のウクレレが手元にあります。さすがに新品には手を出せず中古品ですが、たまたま出ていた個体と縁を結ぶことが出来ました。やっぱり、いい音です・・・。中古でも超高価なので、自分のような初心者が手にするものではないと思いつつも、その琴線に触れる音に出会ってしまったら購入する以外の選択肢はないっ!と思ってしまったのです!

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 やっぱり、高いやつがいいんじゃないか!とお叱りを頂戴しそうですが、高レレ?には…というより、何か奥深さや繊細さ、艶っぽさなどを感じる、惹かれる音を出すウクレレに出会ったら、そのウクレレが高価だった…ということなんだと思います。ただ、いくら出したら、これだけ違う…ということではないように思います。

 

 あまりにのめりこんでしまった私は、結果を急いでしまったので、「一生もの」と出会えたことには後悔していませんが、その後に出会った安レレ君たちも、非常に良いものもあると感じたので、私が触ったことのあるものに関してはお話しできます。所有しているものに関してはウクレレ広場で色々試してみていただけたらと思っています。特に実店舗では販売せず、ネット販売のみというウクレレにもいいものがありますから、そんな機種にも触れてみていただけたらと思います。そして、そんなウクレレ君と苦楽を共にして?酸いも甘いも知ったところで、新しく仲間に加わってもらう相棒レレを探すのもよろしいかと。最初から一生ものを探す気合いを入れなくて良いかも知れません。私のように、琴線に触れる音に出会えてしまったら、それはそれで…。

 明日6月26日は第2回プレウクレレ広場です。

 

Uku爺